ココナッツオイルと静脈瘤 「良質な油脂は良質な血液や細胞膜をつくる」
はじめに、数年前下肢前面に直径2~3センチくらいの大きさでポツンとできはじめた網目静脈瘤でしたが、3~4年間くらい放置していて再び気づいた頃にはみるみる広がり打撲した後のようになってしまいました。
静脈瘤のあまりの広がりに、当初レーザー治療を受けようかと迷ったものでしたが、急激な治療をして一時的な対処をしても、そもそもの原因と日常の改善をしな ければまた再発するであろうと考え、2013年6月この当時から様々なサプリメント等を摂り入れましたが、改善の見通しがなくあきらめていた時でした。
2014年8月にココナッツオイルと出合いました。ココナッツオイルに関しては、8年前から本職エステティックにてキャリアオイルの一つとして取り入れていましたが、日常的な食用には特有の香りもあり使っていませんでした。
私が出合ったココナッツオイルはクッキングオイルとして、和洋中どんな料理にも使えるのでとても重宝しつつ、これを機に家庭の食用油を亜麻仁油とごま油を残し、それ以外をココナッツオイルに全て替えたのが2014年10月頃です。
この機に応じて、食用と共に患部にも湿布したところ3ヶ月経過したころから見た目にも静脈瘤が薄くなりはじめ、それと同時期に患部の搔痒感と毛穴から灰白色のものが排出され、4ヶ月を経過する現在は毛穴からうっすらと産毛が生え始めました。(毛穴からの排出と発毛の関連性については経過段階での産物であり今回のレポート対象外としています。)
2013年6月:網目静脈瘤が下肢に広がる
水溶性総合サプリメントの服用など試みるが変化なし
2014年8月:ココナッツオイルを知る。
2014年10月:食用、塗布共にココナッツオイルを使用開始
2015年1月:目視で静脈瘤が薄くなっていることを確認。同時に搔痒感、毛穴からの排出物により一進一退
2015年2月:比較写真と合わせて見て静脈瘤の軽減を認める
※12月中旬より就寝時に30分間磁気治療器を下肢部に使用
私たちの体を構成しているものは、水・脂質・タンパク質です。またタンパク質、糖質、脂質の3つは三大栄養素と呼ばれ、人体の生命維持や身体活動などに欠かせないエネルギー源です。今回はその3要素の中から脂質をテーマに取り上げ実体験を基にお伝えします。
脂質とは生体中に存在する水に溶けない(溶けにくい)有機化合物です。脂質、油と聞くと一般の人々においては、太るものというような認識の方も多いようですが、炭水化物、タンパク質などと並んで生命にとっては不可欠な成分です。
脂質は特に、その構造や生物学的な役割がとても多様であることが特徴のひとつです。
役割として
① 生体膜の成分として
② 皮膚を保護するものとして
③ 血圧、体温、筋肉のはたらきをコントロールするものとして
④ エネルギーを貯蔵する目的として
⑤ 脂溶性ビタミンとして
⑥ 代謝活性をコントロールするホルモンとして
今回選んだ脂質はココナッツオイル(植物性飽和脂肪酸)で特に①②③について食用と塗布(経皮吸収)による経過を観察しました。
一般的に赤血球は120日間、絶えず循環し繰り返しの変形に耐える安定性が求められます。つまり、血液の入れ代わりは120日間、およそ4ヶ月ほどであるということです。
脂質の役割の中において、血液の製造と細胞膜の強化、皮膚の保護という働きに着目し、4ヶ月間にわたりココナッツオイルを食用、塗布に用いたところ、良質な油脂は良質な血液や細胞膜をつくるという実体験に基づく結果でした。概ね4ヶ月で下肢網目静脈瘤が軽減したこ とが論より証拠です。
そしてココナッツオイルは私たちの身体に必要な良質な油脂であるということが分かります。補足として網目静脈瘤のほか就寝時に起こるこむら返り、ふくらはぎ痙攣の発生もありませんでした。
最後に、これを機に今後も身体の健康と美容、幸せなスローエイジングをテーマに、これまでの職種的な経験や今回のような実体験を糧にしながらコミュニティに発信、貢献してまいります。
東京都
浜 豊子