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ココナッツオイル・ライフ

ココナッツオイルとの出会い

私はアロマセラピストです。生徒さんに精油をはじめ、植物油の講義などもしています。スクールのほかにトリートメントサロンもやっていますので、日ごろからお客様や生徒さんの健康などの相談に応えることも多く、健康情報には興味がありました。トランス脂肪酸、不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸などについて専門の先生から講義を受けることもあり、書籍で情報を得る機会も多々ありましたが、ココナッツオイルはトリートメントオイルとしてアロマテラピーのラインナップにはなく、香りも強いため、近年話題に上ったので自分でも使ったこともありましたが、それほどの良さを実感できていませんでした。

昨年夏、がんコンベンションに参加し、出展ブースで販売されていたココナッツオイルを試食しました。オイルを製氷皿で固めたものを食べたのは初めてで、美味しくてびっくりしました。早速ランチ会に参加してみることにしました。どうやって料理に使ったらよいのか興味があったからです。

私の生徒さんの中にもがんをはじめとする病気や不調を抱えている方が何人かいらっしゃいます。また、もうすぐ3歳になる孫は赤ちゃんの時にアトピー性皮膚炎がひどく、その後は食物アレルギーに悩まされています。アロマやハーブをはじめ、身体や心の健康に関する仕事をしていますが、食は専門ではありません。でもアロマよりハーブよりも食が健康のベースだと感じているので、食には非常に興味があり、食で解決できることがもっとあるのではないかと日ごろから気になっていました。油が様々な問題を生み出していることも良く聞いていましたが、情報がいろいろあり、結構惑わされ、どの油が本当に必要で、品質が良いものはどれなのかもわからず悩ましく思っていました。

さて、ランチ会ではさまざまなココナッツオイルを使ったお料理を試食させていただきました。こんなにたっぷりのオイルを使ったお料理は食べたことはありませんでした。その時にケトン食についても教えていただきました。また、その後、ジュースクレンズをはじめとするセミナーを受講し、今までの食に対する私の常識が変わりました。それは今まで得てきた断片的な知識や経験を一つ一つつないでくれ、私の中で、とっても腑に落ちるものでした。

 

ケトン食、ココナッツオイル生活を送ってみて

 

私は昨年還暦を迎えましたが、自分でいうのもおかしいですが、非常に元気で、健康診断の数値でも特に悪いところはなく、周りの人にもいつも元気だねと言われています。でも小さいときは身体が弱く、多少の食物アレルギーもありました。しかし、母がしっかり料理を作り食べさせてくれたおかげか、小学校入学以降は大病もせず健康になりました。健康にも気を遣っているせいか、年齢を増すごとにさらに元気に生活でき、ありがたいと思っています。若干太り気味ということは気になっていますが・・・ そんな中でココナッツオイルに出会い、ケトン食を実行してみることになりました。昨年8月のことです。ちょうど人間ドックも控えていたので、かなり厳格に糖質を制限し体重も4キロほど落ちました。疲れることもなく、食べることに対しての意識もかなり変わりました。一番大きかったのは、それまでは「食べるために生きる」という状態だったことに気づいたことです。今は「生きるために食べる」のだと納得しています。たんぱく質と脂質、そして野菜はたっぷりとり、糖質をできるだけカット。ところが、しばらく続けると腸内細菌に変更が起こったのか、それまで快便だったのに、便秘気味になり、便も硬くなってしまいました。水分を多く取ってみたり、いろいろと気を付けてみたいのですが、あれこれやった結果、少し糖質を取るようにしたら、腸の調子は元に戻りました。今の私には「ゆるケト」がどうやら一番合っているように感じています。身体も少し引き締まってきて、さらに元気に活動できていると感じていますので、この調子で暮らしていきたいと思ってます。

 

孫の食物アレルギー

もうすぐ3歳になる孫がかなりひどいアトピー性皮膚炎だったことが、さらに環境や食物などに気を配るきっかけになりました。10年ほど前から、子育て支援をしたり、ベビーマッサージを教えたりということも行っていて、ママや赤ちゃんとの接触も多く、アトピーやアレルギーの勉強もしていたつもりですが、実際に孫の症状を目の当たりにしてみると、そんな生易しいものではありませんでした。夜痒かって、ぐずって寝ない孫の腕を抑えて、ずうっと抱っこしていたこともあります。娘の子育ては本当に大変そうで、少しでも力になりたいと強く思いました。娘は絶対にステロイドは使わないと決めて、本当に頑張っていました。私も、アトピーに関するセミナーや集まりに出てみたり、アトピーに良いとされる北海道の温泉に娘と孫を行かせたり、と応援しました。娘の努力があり、皮膚の状態はかなり改善しました。しかし、食物アレルギーもあることもわかり、離乳食も普通のお子さんたちのようにはいきませんでした。小麦、卵、乳、青魚、大豆・・・どれにも反応し、かわいそうでした。でも、こういう敏感な子が私や娘のところに生まれてきてくれたのは、きっと大きな意味があるのではないか、とよく娘と話しています。私たちが享受している今の生活に大きな問題があるのでは、と私たちに気づかせてくれました。娘は発酵食品を手作りしたり、生活や食べるものに試行錯誤しながらも、楽しみながら子育てをしているようです。ココナッツオイルを試してみるまで、孫は、いろいろな食品を食べれないので、ご飯ばかり食べる状態でした。昨年秋からグリーン、ミネラルを少しずつ生活に取り入れながら、オイルをココナッツオイルに変更。すると、あんなにご飯ばかり食べていたのに、パタッとご飯の量が減りました。それまでは、きっとご飯だけでは栄養不足で、量をたくさん摂取することで、栄養分を補っていたのでしょうか。孫はココナッツオイルで炒めた野菜や肉、唐揚げなども大好物です。酸化しない飽和脂肪酸たっぷりのココナッツオイルは本当に安心できる油です。時間はまだまだかかるかもしれませんが、孫のアレルギーも徐々に良くなっていくことを信じて、これからも見守りたいと思います。娘は二人目の子を先日出産しました。ラウリン酸のたくさん含まれたココナッツオイルを妊娠中から摂取していたので、今度の子育てはどうなるのか楽しみです。

 

 

これからのこと

今回のセミナーを通して、ココナッツオイルの生産方法などももっと詳しく知ることができました。フィリピンの自然の中で育つココナッツオイルを実際に自分の目で見てみたいと強く思いました。そして、たくさんの方にこのオイルの良さを知ってほしい、健康にハッピーになってほしいと願っています。少しでもそのお手伝いができればうれしく思います。今年は、私のスクールでもココナッツオイルや食についてのセミナーを開催したり、試食会をしていきたいと考えています。

 

浦安市

堀田 みち子