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ココナッツマイスターコースを受講して

私は、9月10日、東京会場でココナッツマイスターセミナーを受講しました。
まず、セミナー開始時、講師の先生のココナッツオイルに出会ったきっかけと、ココヤシの原産国である、フィリピンへの思いに感動しました。農家が輸出販売することで村全体が経済的に自立し、医療や教育における豊かさを実現できることに感動されたこと。私にとって、大変タイムリーな話題だったのです。
私は、助産師の仕事をしており、セミナーの前日にお産を担当した産婦さんが、フィリピンの女性でした。私より3つ年下です。来日した理由を尋ねると、彼女は「ファミリーのためだよ」と答えました。「仕事もあまりないし、家族が生活したり、兄弟が学校に行くためのお金を稼ぎにきた」そう話す彼女を思い出していました。

セミナーでの学び、ココナッツオイルのことを周りの方々に伝えていくことで、たくさんの人に健康と幸せを広げることができる。私自身も、もっと幸せで健康的でいれる。その喜びが巡り巡って原産国にも貢献ができる。きっと彼女の家族のもとにも思いが届きます。今回の学びをアウトプットしていくことで、世界の幸せのお手伝いをさせてもらえると確信しました。

知人がココナッツオイルを愛用していたことがきっかけで、8月のケトンダイエットセミナーを受講しました。私は、約1年前から、減食と健康の関係性を学び、仲間と一緒に1日1食生活をしています。消化酵素を使わない程度の間食はオッケイとしていました。1食だから、好きなものを食べていたのですが、ストレスがたまると甘いものがやめられません。お腹がすいていなくても、お菓子を食べ、脳がだまされて血糖値が低下するころに、また食べたくなっての繰り返しです。
食べる罪悪感とやめられない自分、脂肪として蓄えられる体に焦りを感じつつ、抜けきれないでいました。夜遅くにコンビニでお菓子を買い続ける毎日。いよいよ体重も増えていった、そんな中、出会ったケトンダイエット。仲間の中でも、ココナッツオイルが話題になる中、ケトンダイエットセミナーに出席しました。
「お腹いっぱいになるまで脂肪をとる」「脂をとればとるほど、痩せる」「ココナッツオイルをとると、食欲が抑えられる」。今までの常識では到底考えられないフレーズばかりで悩みます。そこで、初めて聞く理論を本当かどうか試してみようと、その日から自分の体で人体実験しました。これで糖づけのような私が変わったら、ホンモノだとかけてみたのです。

ケトンダイエットを始めたばかりは、めまいや脱力感など、反応症状が強く出て、正直辛かったです。帰宅後、仮眠しないと夕食も食べれないほどでした。それだけ糖づけの体を自分が作っていました。今まで体に申し訳なかった思いと、もっと自分を大切にしたくなったのです。
1週間のファスティングを経験した時と同じ気持ちで、今が変わり時期だと思い込むと、思考が変わります。エネルギッシュになること、スリムなスタイルに近づくことを目標に、講義で教えていただいた原因と対策で、対応することができました。
それまでは、自炊も面倒な気持ちで、惣菜やお弁当がほとんどだった私。ところが自分で作ったごはんが一番おいしく感じることにはびっくり。簡単に調理ができるのに、とってもおいしくなります。次第に味覚が研ぎ澄まされ、添加物に反応し、自分で自分を守る機能が働いているように感じています。

また、糖質制限と違うのは、油をしっかりとって満足感が得られます。何より、食べれるものがたくさんあって、肉や魚もたっぷり食べて良いことが嬉しいです。むしろ、1日の中でタンパク質150グラムを頑張って食べなくては・・・と、これまでのダイエットにはない感覚で、ダイエットしているとは考えられません。脳は食べたくて甘いものに手が伸びても、食べて「いらなかった」とセンサーが識別する体ができあがってきています。お菓子の横を素通りする自分が、まだ少し不思議です。
ずっと困っていた便秘が解消傾向で、肌がきれいになったと言われるようになりました。私の体が変わったので、自信をもって伝えることができます。また、糖質は一生オフするものでない。ケトン体質ができれば、食べたものがエネルギーとして使われる効率がアップするのも、大変うれしいことです。やはり、辛いだけでは続きません。ケトンダイエットは、一生ものの体を作るきっかけになります。

日本の現実に目を向けると、国家予算90兆円のうち、45兆円の膨大な医療介護費を抱えています。日本は、いつ保険の破綻を迎えてもおかしくありません。医療技術は確実に進歩していますが、その結果本当の幸せが増えたのか、私は疑問です。
これまで出会った患者さんから、健康でいることは夢を叶えたり、幸せでいるための分母にあることを教わりました。病気にならないことが最優先です。病院は、患者さんを増やして、ビジネスにつなげることに視点がいきがちに感じています。もっと予防医学に力を入れて病気にならない身体と心を作ることを優先する必要があると思えて仕方ありません。臨床でも、本当にこの方に必要か、判断に悩む処置やケアは本当に多いです。
病気になる人が減ったら、認知症になる人が減ったら、同業者の看護師、そして介護士の負担をどれだけ減らせるか。そして、介護に要されていたパワーを、もっと看護に向けることができ、日本の看護やケアの質向上に役立つと信じています。

しかし、たとえ病気があっても、病気に負けない心と体を作ることはもっと大切だと思っています。健康寿命を引き上げる必要性を、常日頃感じます。

そのうえで、油の選び方、使い方は非常に大切であることを今回学ぶことができました。今までと、油に対する概念がまるっきり変わりました。まさか自分が油を飲む日がくるなんて、夢にも思っていませんでした。現代は、油に対するマイナスイメージが強いですが、10年後には油で痩せる、健康になる考えがベースとなる日が来るかもしれません。食の在り方がかわると、ライフスタイルが変わる、ライフスタイルが変わると人生が変わる。食卓を変えるのは、私たち女性からだろう、そう思っています。

周りの人は、「ココナッツオイルは持っているけど、使い方がわからなかった」という声を多く聞きます。私の体が変わったので、困っている人にはぜひ試してみて、とセミナーの学びと本からの知識を合体して、自分のコミュニティーでケトンダイエットセミナーを開いています。皆さまにとても喜んでいただきました。同期の自宅パーティーでも、ココナッツオイルをふんだんに使い、料理を作っています。「太らない天ぷらがうれしい」と、みんな喜んで食べてくれるのがとっても嬉しくて。特にだいこんやさつまいもの天ぷらが人気です。

9月22日に自宅で料理教室を開催しました。ココヤシシリーズをふんだんに使い、簡単においしくできる料理や油のことをたくさん教えていただきました。食や体のことだけでなく、心の部分、そして食卓が変わることが、日本の将来の子どもたちを守ると言われたことが、とても印象的です。
助産師は、女性の心と体を守る立場にあります。一家の中で、女性が健康的で幸せならば、その現象は自然に家族に広がります。さらに家庭から地域、地域から国に広がっていくでしょう。これがやがて国を変えることにつながると思います。ここから、「病気に負けない心と体をつくるお手伝いをさせてもらう」という、私の人生目標と共通する点を感じ、背筋が伸びる思いです。

食べたもので心も体も作られるのだから、食べるものを選べるようになればいい。その意識と選択し、正しい情報を提供する役割が、私にはあるから、出会わせていただいたんだと感じました。助産師の強みを活かして、もっと国の将来のために活動していきたいです。
今後は、まず10月3日に仲間と一緒に、新たなセミナー展開を始めます。私がケトンダイエットセミナーの講師を務め、プロの料理人である知人に、そのままココナッツオイルを取り入れた料理教室を担当してもらいます。食を通して、愉しく喜んでいただき、情熱をもって活動できる幸せを感じています。

最後に教わった、3名のモニターさんに1週間の食事メニューを送っていただくケトンダイエットサポートを、8月20日より開始しました。
ダイエットしたいという方も、自分ひとりより誰かと一緒の方が頑張れると言われます。ココナッツマイスターを受講するとき、ゆるケトン生活だったと気づいた私も、もう一度モニターさんと改めて取り組み始めました。初回の時に感じた、頭痛やめまいは全くありません。また体がすぐに熱くなり、代謝があがっていることを実感しています。
仲間とのやり取りをする中で、私自身もさらに油について学ぶ機会をいただき、私が一番勉強になっています。これからも、自己研鑚しながら、私の周りの方に語り続けていきます。

 

葛飾区

原 智以子