deguchi minako

ココナッツマイスターレポート

石鹸作りにはまっていたのでココナッツオイルそのものは2002年頃から、私のキッチンの常備品でした。
さらに、2009年からはローフードにもはまり、ローフード、ロースイーツ作りにココナッツオイルは欠かせないものとなりました。
けれど、何に使っても甘いココナッツ臭がすること、油の摂り過ぎは良くないこと、と思い込んでいたので、できるだけ使わないように…。とだんだん使用を控えるようになりました。
何の知識もなく使っていたし、とにかく無類の炭水化物好きで、1食に白米一合くらいペロリですから、きっとその頃の私の身体は大混乱していたでしょう。

無臭のクッキングオイルと出会ったのは、ちょうど気功の師匠がケトジェニックを始めたと聴いて、自分も真似して糖質オフにした10日後のことでした。

ケトン体を発生しやすい、と小耳に挟み、テレビでいつぞや見たオイルプリングも試してみたかったので摂りはじめました。

変化に気づいたのは、4日後のことでした。デニムを身につけたところ、ファスナーを閉めたままで履けてしまったのです。片手の横幅と同じ10センチくらいはスキマができるほどガバガバにゆるくなっていました。加えて、肌のハリ艶、透明度がどう見ても違う…。
ケトン食にしても目に見えた変化はなく、低血糖症状が無かったり、身体が楽だったりな感じはありましたが、あきらかにココナッツオイルを摂りはじめたらキレイになりました。

面白くなったので、今度は外にも使うことにしました。足の先から頭の天辺まで、全身ココナッツオイルでマッサージしたり、化粧下地にしたり、歯磨き、目薬、髪のトリートメント。
特に頭皮は、6年まえに化学療法を受けたために、ずっと薄毛で悩んでいましたから、EVOを試してみたところ、最初の一回目はどんどん吸い込んでしまいました。おそらく、70ccくらいは額と頭皮に浸透させたのではないでしょうか…。血行が促進されたのか、そのあとものすごくムズムズして、でもそれから一気に脱毛が減りました。よほど乾燥していたのでしょう。

夜勤専従看護師なので、夜勤明けは化粧のりが悪いのが悩みでしたが、ココナッツオイルを洗顔後につけるようになってからは、小鼻や額に少し粉をはたくだけで、ほとんどすっぴんでもお肌がつやつやなので快適です。
また、夜勤中、2時、3時頃になると頭がボーっとして、以前だったらお菓子やおにぎりをこっそり食べていたのですが、今はココナッツオイルのキューブを常備しておいてそれをかじることで無駄な間食もしなくなり、しかも頭がスッキリするようになりました。

私は元々ココナッツが大、大、大好きで、東南アジアの国々に出かけると、必ずあの大きな実を買い、果汁を飲み、その後中の果肉をココナッツの皮の即席スプーンで食べるのが大好き。ですから、ココナッツウォーターも昨年辺りからは毎日のように飲んでいます。いつか、ココナッツウォーターも製品化されたらよいのにと思っています。

ローフードはしていましたが、パレオダイエットについては知らなかったので、現在海外のサイトを色々見ては、レシピを研究中です。
ローフードの時に思いましたが、アメリカ人などは、なぜこの食事法を考えついて、どのように効果があって…。という、理論をデータ踏まえて小難しい本にするのが好きです。でも、日本人は、

「なんとなく、美味しそう」

「やっている人が、キレイで素敵」

「意外と簡単にできそう」

という、感覚的なもののほうが、理屈より好まれるようです。もちろん、全く理屈が入らないわけではなく、順番が異なる、というのでしょうか。

なんだか楽しそう!→やってみる→体感→興味→理論&納得→継続

という感じです。ですから、海外のサイトや手持ちのローフード本を参考に、日本人が自宅で実践しやすいココナッツ&ケトンレシピをどんどん考案したいと思います。

ちなみに、今日の夜はカンボジア風の牛肉サラダ、プリア・サイコーです。キャベツやピーマン、トマトなどの野菜の千切りに、牛肉を塩コショウしてココナッツオイルで焼いたものをのせます。

豆板醤とココナッツビネガー、胡椒、にんにくすりおろし、ナンプラー、EVO、水を混ぜたドレッシングをかけたらできあがりです。

これに、パイナップル、ココナッツミルク、EVO,ココナッツウォーター、レモン果汁を混ぜたピニャ・コラーダで、すっかり幸せ南国気分でますます美人になっちゃいます。

こんなココナッツ三昧生活を始めて、まだたったの一ヶ月。このまま続けたら…?

何が起こるか、楽しみです。
広島市

出口 美奈子