kanegae yumiko

ココナッツ講座を受講して

ココヤシの生態やココナッツの構造を学び、ココナッツがより身近なものとなりました。

ココヤシの木に花が咲き、1ヶ月毎に5~10個のココナッツの実がなる。実は自然に落ちる。花が咲いて実が落ちるまで14ヶ月。

ココナッツウォーターは、3~4ヶ月のものが美味しい。

ココナッツオイルは、9~12ヶ月のものが多い。

ココヤシからできる製品は、ココナッツウォーター、ビネガー、ナタデココ、ココナッツミルク、フラワー、ココナッツオイル、炭、マット、エコポットなど。

ココナッツオイルの生産方法は、果肉をすりおろし、その地域の気温を最高温度とする低温圧搾、時間をかけての発酵分離。発酵分離により、水、オイル、たんぱく質に分かれ、このオイルが製品化される。

オイルの分類とは脂肪酸の分類であり、飽和しているかどうかで、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸に分類される。飽和脂肪酸は、分子の長さによって、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸に分かれる。

ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸が約60%含まれている。酸化しにくい。

細胞膜の50%位が脂肪酸でできている。溶剤抽出や水素添加により、自然界に存在しない脂肪酸であるトランス脂肪酸ができる。そのトランス脂肪酸を体が間違って、細胞膜や細胞を構成するあらゆる部位に利用してしまう。

トランス脂肪酸によって細胞が機能しなくなったり、心臓病や肥満にも関係するとされる。

不飽和脂肪酸に人工的に水素添加して酸化しにくくする。この時高熱がかかるので、トランス化する。トランス脂肪酸は、マーガリン、ショートニング、食用精製加工油脂、植物性クリームなどに入っている。

コレステロールは、細胞の成長と修復に必要で、脳には全身の25%のコレステロールが存在する。コレステロールは、80%は肝臓で生産されるが、脳内でも生産される。

がん細胞は、ブドウ糖をエサにしている。体の中からブドウ糖が無くなれば、がん細胞は生きられない。高タンパク、高脂肪の食事をするなど、ケトンダイエットががん細胞に有効とされる。(但し、血液がんには不適。)

ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は、肝臓の中で分解され、ケトン体になり、神経細胞に届き、エネルギー物質に変換されて脳を活性化する。

このメカニズムを利用し、アルツハイマー病の改善、老化予防に役立つとされている。

ココナッツマイスター講座を受講して、生活に役立つ知識を得ることができました。

ケトン体についてもっと学びたいと思いました。

ココナッツの素晴らしさを学び、伝えていきたいです。

 

福岡市

鐘ヶ江裕見子