yoshida mineko

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

飽和脂肪酸は肉や乳製品などの脂肪に多く含まれています。不飽和脂肪酸は植物性の脂肪です。 飽和脂肪酸は体内で合成できるため、必ずしも食事から摂る必要はない。むしろ動物性の脂肪の摂りすぎは体によくないと思ってきました。亜麻仁油やオリーブオイルは体によいと思い摂取してきました。ところが亜麻仁油やオリーブオイルは加熱したり、光が当たっても酸化すると説明され驚きました。

酸化とは、物質が電子を失う化学反応のこと。具体的には、物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が酸素を奪われる反応です。飽和脂肪酸は酸化しない、抗酸化物質と出会うと酸化が止まります。中鎖脂肪酸で飽和脂肪酸のココナッツオイルは、細胞にたまらない、お腹がもたれない、体重が増えない、代謝レベルアップ。中鎖脂肪酸は他のオイルには入っていません。

ココナッツオイルがダイエットに効果的であることを詳しく説明すると、

肥満の一つに腸から栄養分があまり吸収されず基礎代謝が落ちているということがあります。長鎖脂肪酸は、体に吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ体内に脂肪として貯蔵され、その後必要に応じてエネルギーとなります。一方、中鎖脂肪酸は、肝臓へ通じる門脈を経て、直接肝臓に運ばれ、効率よく分解されてエネルギーへと変換されます。そのため、長鎖脂肪酸と比較すると中鎖脂肪酸は、ものすごく早いスピードで分解燃焼され、脂肪になりにくいのです。つまり太らない。

ケトン体も関係しています。人間は、運動をするのにエネルギーを使います。そのエネルギーとなるのが、ブドウ糖とケトン体です。私たちは糖質(ご飯、パン、麺類など)を摂っているとブドウ糖を優先的にエネルギー源として使います。ブドウ糖ばかりエネルギーとして使われていたのではなかなか痩せることができません。ケトン体とはココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸から合成されます。血液中のケトン濃度が上昇すると今迄回っていなかったケトン体が回りだし、体内のエネルギー源がブドウ糖からケトン体へと切り替わって体内の脂肪が燃焼されます。太らないということです。

カロリーのみに依存したダイエットは必ず失敗する。減量ダイエットを実践後、95%が5年後に元の体重(以上)に戻っているということです。

トランス脂肪酸については、摂取しないほうが良いということは前から知っていましたが詳しくは知りませんでした。自然界に存在しない脂肪酸、溶剤抽出や水素添加により発生、細胞膜や細胞を構成するあらゆる部位に利用される。分子同士が結合できない、細胞が機能しない、心臓病や肥満になる等悪影響が報告されています。摂りすぎると動脈硬化などの原因になるとされて、アメリカなどはトランス脂肪酸の使用が全面的に禁止されています。

今回の講座ではココナッツオイルのことをよく知ることができ本当に貴重な時間でした。飽和脂肪酸は高品質の「栄養」であり「エネルギー」である。その通りです。

最後に私の体験ですが、まだココナッツオイルを摂取し始めて一か月にも満たないのですが、夜中に2回から3回くらい毎日トイレに起きていたのが最初の3日くらいで1回になり、今ではほとんど起きなくなりました。寝る前にココナッツオイルを摂取していますが、ココナッツオイルで体が温まるからなのでしょうか?よくわかりません。トランス脂肪酸を含むものをよく食べている人も頻尿・尿漏れが多いと言われているようです。

ココナッツオイルの良さを知る機会を与えてくださってありがとうございました。

吉田峰子